ハルのメカモ完成
サンタさんからもらったメカモセンチピードを12月25日に1人で組み立てたハル。子ども用ではなく、「大人の科学」なので、9歳児には非常に難しかったはず。せっかく組んでも干渉して動かず、がっかりで年越しです。
そして今日、パパが手伝って、メカモを組み直しました。まずは、いったん解体です。前後が逆になっているパーツがあり、足の番号が間違っているところもありました。一生懸命組んだハルには、解体はつらい作業。しかし、人生においては、よくあるできごとです。ハルを励ましつつ、前へ進むために後退します。
マニュアルを熟読し、手順を確認し、1工程ごとに検証しつつ、再構築です。かなり複雑で根気のいる作業です。こんなの、ハルは1人でやり遂げたんですね~。あらためてびっくりです。
計算や漢字は苦手なハル。それでも、こういう作業はぜんぜん苦にならず、楽しそうにしています。細かい手順、注意事項もしっかり認識しています。パパがアドバイスすることを、ハルは目を輝かせながら聞いています。
いよいよ完成。今度はちゃんと動きます。ムカデのように、複雑な足の動きを再現しています。ハルは、ほんと、うれしそうです。
パパはハルに言いました。「機械を組み立てる仕事には、2種類ある。決められた手順通り組み立てる仕事と、手順を開発する仕事だ。どちらも大事な仕事だが、手順を開発する仕事は自分で考えつくり出すことが必要になる。そちらを目ざすべきだ」と。
与えられた手順をこなす仕事は、労働者の代替可能です。開発の仕事は(高度であればあるほど)労働者の代替不可能です。ホームスクーリングの意図は、まさにそこにあります。