25%キムチ
菅直人さんが、林業再生と言っていますが、そもそも林業が崩壊したのは、森に経済性がなくなったため。
かつて、炭焼き、原木椎茸、薪、木材などで森には経済価値がありました。
それにかわる、21世紀型の価値が見いだされることがなにより重要です。
しかし、森の経済価値など、とほうもなく難しい問題です。
私たちは、その、とほうもない難題に挑んでいます。
森の恵みをいかして、キムチ製造をしています。
森林整備をすれば、間伐材などの木々が大量に出てきます。
それらを活用できなければ、森の中にゴミをためるだけです。
しかも、活用されない木々は、やがて分解して、温室効果ガスを放出します。
いわゆる里山、つまり自然林を手入れしてでてくる木々を活用するのは、とてつもなく難しいです。
その理由は、
1.植物の種類が種々雑多
2.大きさ、太さがばらばら
3.松食い虫など害虫が混在→堆肥にしにくい
4.水分が多い
5.土が付着
6.雑草の種が混在
7.根が混在
これらをすべてクリアして、全量活用することは可能か?
私たちは、それらをすべて炭に焼き、畑へ入れ、野菜をつくり、その野菜でキムチを作ります。
さらに、キムチを漬ける時、炭をいれて漬けると、発酵がいい具合に進みます。
木々を直接商品化するのではなく、森の恵みによって、キムチを向上させ、その付加価値分を森へ還元します。
つまり、売上代金の25%で森林整備をしていくのです。
25%というのは、もちろん、CO2の25%削減を意識したものです。
私たちのシステムが、CO2削減に貢献することはまちがいありません。
そしてまた、キムチ製造に必要な森の恵みをつくりだすことに、キムチ売上の25%程度がちょうどよいのです。
これによって、森林整備が持続可能となります。しかも、森林整備の成果は、全量活用し、森の中にゴミを残しません。
25%キムチについては、仙菜韓のWebをご覧下さい。