子育て応援特別手当

今日、子育て応援特別手当の停止を検討していると報道で知り、びっくりしました。

わが家の4人の子のうち、第二子のナツと、第三子のアキが子育て応援特別手当に該当します。
子育て応援特別手当はじつは2度目で、最初は今年の春、定額給付金と同時に執行されました。ただし、1回目の時は、小学校入学前3年間の第二子以降とされ、わが家ではナツが該当し、アキはぎりぎり対象外でした。1人分、36000円を頂きました。

ちなみに、定額給付金は、12000円×2+20000円×4=10万4千円を頂きましたが、ベネッセのちゃれんじを3人分年間購読すると、ぜんぶなくなりました。ベネッセさんは、多兄弟を考慮されていない価格体系なので、しんどいです。定額給付金さまさまです。

最初の子育て応援特別手当は、第二子以降だったので、少子化のすすむわが国では多くなった一人っ子が該当せず、不満が噴出したようで、2回目の子育て応援特別手当では第一子も対象となりました。

わが国では、3人以上子を持つことが歓迎されないことを肌身に感じています。ましてや、4人目出産時には白い目で見られたものです。少子化対策と言いながら、第三子以降は眼中にないかのような社会です。

社会からどのようにあしらわれようとも、私は子どもたちを守り育てていく覚悟を持っていますが、民主党が「子育ては社会全体で」という方針を出した時には、日本には存在しなかった価値観で、信じがたい思いでした。

しかし、政権交代以後、急ピッチで公約実現へ向けて始動している様子を見るにつけ、もしかしたら、子育てのありかたが変わるかも知れないと期待もでてきました。

なのに、いっきに裏切られ、興ざめに苛まれています。どこの政党がだした政策であろうとも、子育て支援にかわりはなく、公明党の政策だからダメで、民主党の政策に載せ替えるのだというなりふり構わぬ施策は、結局のところ、子育て支援を口実に民主党の手柄を得たいためだったのだとわかり、政権交代の意味を考え直さねばならないと思っています。

民主党に対する中傷めいた批判でさえ、あんがい正鵠を得ているのではないかと思えます。

子育て応援特別手当を停止するなら、子ども手当も撤回すべきです。そして、世に信を問うべきです。または、子ども手当を実現するなら、子育て応援特別手当も執行すべきです。子ども手当は21年度からです。20年度には子ども手当はありません。それを補うものが子育て応援特別手当です。むしろ、子育て応援特別手当の対象を中学校卒業までの全員に拡大してもいいくらいです。子育て応援特別手当を停止して子ども手当にあてるなどという愚策が支持されることはあり得ません。

そんなことより、特別会計の無駄を削るのではないのですか? 130兆円にのぼる特別会計をしぼれば、1000億円など問題にならないでしょう。特別会計を絞りきったようには、とても見えません。

特別会計を一般会計に回すなら、財政規模が大幅に増大しても不思議ではありません。一般会計+特別会計で見るのではないのですか?

子育て応援特別手当の停止は、無駄遣い温存を容認するとしか見えません。民主党への失望が思い過ごしであるかどうか、ここ数日注視しています。自党のための政治なのか、国民のための政治なのか。試金石ですね。

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