仙の森でキャンプ
9月20-22日、「がっこうの森をつくり隊」のメンバーと、仙の森でキャンプをしました。
仙の森は、童仙房にある森で、積水化学グループさんのモデルフォレスト活動など、森林保全活動が活発です。生活クラブ生協大阪さんのがっこうの森をつくり隊も継続的に仙の森へ来ています。仙の森は、山の上の森で、キャンプ場ではありません。なんの人為的な設備もありません。ここでキャンプをするということは、あこがれの検討課題ではありましたが、現実味の薄い話でした。
なにしろ、夜が深い。この地で暮らしているわが家にとっては、なんでもないことですが、都会の人には、底なしの恐怖を感じることでしょう。闇というものは、都市にはありません。森の闇は、本当に怖いです。物の怪を思わずにいられないでしょう。
今回は、なんか、勢いで、やっちゃおうという流れになり、2泊3日のキャンプに突入しました。わが家も参加。もちろん、1歳のフユも。
月があれば闇といえどそれなりに明るいのですが、月は見えません。かなりの闇です。ランタンに火をともし、カクテルバー。子どもたちが寝静まった後、大人の時間です。
意外とみなさん、こわがりませんね。鹿の鳴き声、キツネの鳴き声も聞こえていましたが。
仙の森の川は、源流です。キャンプで気をつけなければいけないのは、自然を汚さないこと。川に生ゴミなど汚い物を流してはいけません。それは徹底していました。
昼間は作業もします。斜面を利用し、荷物置き台や階段も作りました。森林整備をかねて、薪作りも。森の恵みをじょうずに利用することが、地球温暖化対策にもつながります。森の命を壊さず、命をはぐくんでいけるように、そんな思いで森に接しています。
新しくつくったすべり台。これを考えてつくったのは、9歳のハルです。すべっているのは、4歳のアキ。
山の斜面、あり合わせの材料を利用し、遊び空間を創造します。こういうの、学校教育に欠けていませんか?
そして、遊び方さえ、創造です。いくらどろどろになっても、砂まみれになっても、気にしない、気にしない。
タイヤブランコは、1年前からここにあります。1点吊りのブランコは、バランスとりが難しいです。子ども二人がタイヤに乗って揺れるというのは、さらに難しい。公園の遊具にはない難しさと面白さです。
キャンプは無事に終了しました。仙の森は、遊びに来るのはともかくとして、キャンプ地としては、あまり大勢が押し寄せるのは好ましくないです。源流であること、里山であることをよくわかってくれる人だけ。秘境中の秘境ですから。