童仙房の秋祭り
童仙房には、開拓当時、格式高い郷社大神宮が勧請されました。毎年、10月中旬に、収穫の感謝をささげるために、秋祭りが行われます。
ところが、この祭りも、過疎化の進行とともに、神輿の担ぎ手がどんどん減って、昨年からは規模を縮小しました。小学生は子供神輿を担ぎますが、小学生の減少も深刻です。
今年、10月17日が秋祭りでした。当日は、あいにくの雨。12時半スタート予定でしたが、小降りになるまで待機し、13時半スタートとなりました。
雨だったため、カメラは携行せず、この記事中の写真は、昨年のものです。
2年前までは、神輿にわざわざ大引(大きな木材)をくくりつけて、大勢で担ぐ仕様となっていましたが、担ぎ手の減少から、大引無しで、神輿を直接担ぐようになりました。幼児も小さな神輿を引いていましたが、とてもそんなことは無理。
今年、大人の担ぎ手もさらに少なかったし、小学生は全部で12人中、10人(ハルを含む)が参加。幼児は8人中4人(ナツとアキを含む)参加。京大から5人参加。京大の5人がいなければ、さらにさびしい祭りとなったところです。京大生が地域住民と一緒に神輿を担ぎました。
神宮から、急な坂道をおりていきます。人数が少ないので、かなり重いです。写真は昨年のものですが、今年はもっと少ないです。
ナツとアキは、ハッピを着て、何も持たずにおりていきます。写真は昨年時です。幼児が少なくなりすぎて、景気づけのために同行する状態です。
鳥居から外は、車に神輿を乗せて、地域内を巡行します。担いでまわるにはあまりに広すぎるので。
雨が降り出し、ブルーシートをかぶって巡行です。とうとう、ずっと雨が降り続き、休憩もろくにせず、早くに帰ってきました。
童仙房では農家も減少し、秋祭りの本来の意義が薄れつつあります。しかしながら、仙菜韓の25%キムチは、まさに森の恵みそのものであり、自然へ感謝をささげることは忘れたくないと思います。