古代出雲王国をめぐる旅(5)

2日目のつづきのつづきです。

次は「山代二子塚古墳(やましろふたごづかこふん)」です。先に、古墳のすぐ脇にあるガイダンス山代の郷を見学しました。

周辺にある古墳や史跡の説明が展示されていました。右の画像は向山1号墳の石棺式石室の実物大模型です。

  

山代二子塚古墳は古墳時代の後期(6世紀後半)につくられた島根県内最大級の「前方後方墳」だそうです。

  

古墳の後方部の半分が、明治時代に軍部の施設をつくるため削られてしまったそうなのですが、現在は古墳の土層の様子が見学できるように整備されています。

   

 

山代二子塚古墳のすぐそばにある、「茶臼山(ちゃうすやま)」にも登ってきました。『出雲国風土記』に神名樋野(かんなびぬ)と記された山です。

今回は西口登山道から登りました。標高171メートルなので、すぐに登れるだろうと甘くみたいたら…、登り口はけっこう急な坂が続きます。また、この時は真夏です。猛暑、プラス、蚊の攻撃(虫除けスプレーは事前にしていましたが)に耐えられず、私と第四子は泣く泣く登頂はあきらめました。

  

こちらが頂上からの景色だそうです!!(①:第二子と宍道湖、②:後山池(ため池)と中海、③:意宇(おう)平野)

 

 

次は「神魂神社(かもすじんじゃ)」です。石段の男坂を登ります。

    

拝殿と本殿。本殿は現存する大社造の社殿のうち最も古い(室町時代初期、正平元年(一三四六年)建立)といわれ、国宝に指定されています。

   

 

神魂神社のすぐ近くに立正大学淞南高等学校があります。その敷地内に「出雲大神」が祀られています。(参拝する際は高校の受付に一声かけた方がいいでしょう)きれいに整備された参道。

   

木の周りにある苔の生えた岩がご神体のようですが、いろいろな説があるようです。

前回書いた田和山遺跡に関連する重要な場所が神魂神社として今日まで残されている、という話は大元出版の本によらねばわかりません。

さらに「出雲大神」は、単なるご神体としての岩でなく、特別な意味を持った場所です。古代に思いを馳せる神聖な空間でした。

 

二日目の宿泊先は星上山スターパークです。ちょうど夕日が沈む時間に到着。宍道湖も見えめちゃくちゃきれいでした。

こちらの画像は次の日の朝のものです。バンガローはミニキッチンとバス・トイレ・シャワーがついています。ロフトにも4つベッドがあったのですが、クーラーがなかなか上の方まできかず、下のフロアに家族6人キチキチに並んで寝ました。

   

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