明日香村探訪~持統天皇編
去年の11月、家族で明日香村へ行って来ました。
明日香村は新婚当時モモさんと2人で石舞台古墳に立ち寄ったことがあったのですが、その他の歴史旧跡は初めてです。
あまりにも見所が多いので、今回は持統天皇にまつわる場所でまとめてみました。
まず甘樫丘展望台から見る大和三山。画像では天香具山が隠れていますが、実際は見えました。
甘樫丘(あまかしのおか)は蘇我蝦夷と蘇我入鹿の親子が住んでいた邸宅があったといわれている小高い丘です。
こちらは、田畑に囲まれた一角にポツンとある、伝飛鳥板蓋宮跡(でんあすかいたぶきのみやあと)。
乙巳の変(いっしのへん)の舞台となった所と言われています。
乙巳の変で暗殺された蘇我入鹿の首塚。まさか伝飛鳥板蓋宮跡から飛んできたのではないと思いますが…
首塚の奥の丘が甘樫丘です。
天武・持統天皇陵(野口王墓古墳)。
天武・持統天皇陵に行く前にこちらをまわっていました。
私たちは出かける前に予習、帰ってきてから振り返りをするのですが、その時に役立つのはこれらの本です。
今回、明日香村に行くために買ったものもあれば、もともと以前からあった本もあります。
その中でも、子どもたちと私がはまったのが里中満智子さんの『天上の虹』。
少女まんがでなく大人向けの漫画なので、子どもたちにはちょっと難しいように思うのですが、はまってこんなことをしています。
リカちゃん人形を天上の虹の登場人物になりきり(衣装も半分手作り)させて、セリフを言って遊んだり、
第二子がパロディまんが描いて、それを妹たちが見て喜んでいます。
飛鳥時代から奈良時代にかけて、飛鳥、近江、藤原、平城、恭仁、紫香楽、難波…と都が(途中同じところにも)行ったり来たりしているのですが、
我が家がいつも行動している範囲内にあるところもあり、歴史を振り返ることで当時に思いを馳せ、あらためて今までとは違った印象を持ったりしています。
もし『天上の虹』を読んでよかったら、『長屋王残照記』、『女帝の手記』も続けて読むことをオススメします。
あくまでも里中満智子さんが史実をみて解釈し創作したストーリーなのかもしれませんが、ひとつひとつの点が線を描くように、
過去の出来事でしかない歴史がいきいきとつながって想像できます(笑)。
第四子が『天上の虹』を見ながら、マネして描いているところ。