昔話を探求する
ひとつき前くらいから家族で『昔話』についてのブレインストーミングをしています。
我が家では“世界の平和のために日々出来る事”を考えてきたのですが、昔話や古典、神話などが21世紀の世界にとって非常に大きな意味を持つのではないかと感じるようになってきたことがきっかけです。
うちの子どもたちは赤ちゃんの頃からの読み聞かせをしてきたことと、ホームスクーリングであること、またそれにより子どもたちが本好きであることから、我が家にふさわしい取り組みだと思っています。
毎回テーマに取り上げる(日本も含め世界中の)昔話は子どもたちの意見を聞いています。
なぜかこの手の話題になると子どもたち皆積極的になり、テーマだけでもあっという間に何十もの意見がでてきます。
おそらく第一子・第二子・第三子あたりは私よりも多くの昔話を読んでいるのと、私よりもいろんなジャンルの本をたくさん読み込んでいるので蓄積が違うのだろうと思います。
日本の昔話には割合と教訓的なお話も多いのですが、外国の昔話の中には歴史・文化・宗教を理解していないとわかりにくのはもちろんのこと、一体何をいいたいんだろう??と思う終わり方の昔話も多いです。
そんなことも含めて、どうしてそういう話が伝わっているのか、どのような気持ちでその話は伝えられてきたのか、また世界中に似たような話が点在しているのは何故なのかも含めた話をしていると、時間はつきません。なのであえて30分くらいで打ち切るようにしています。
我が家のホームスクーリングの方針に、受身ではなく自ら考え自ら学ぶというスタイルを徹底しているので、子ども相手にブレインストーミングが成り立つのだと思います。
昔話研究家の小澤俊夫さんの本やラジオはとても参考になります。
昔話というのは「子どもの育ち方」・「命について」・「人間と自然との関係」を語っているものなのだとか…。
子どもにどんな本を読んだらいいのか迷っている方にもとても参考になると思います。一口に昔話といってもとても奥深いです。